バーバラ誘拐事件の犯人は研究者のゲーリーとルース シャイア

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バーバラ誘拐事件の画像
   

1968年12月17日にアメリカのフロリダ州マイアミで起こった「バーバラ誘拐事件」が、11月13日のワールド極限ミステリーで特集されます。

この事件は、ジョージア州アトランタにあるエモリー大学に通う、バーバラ・マックルが誘拐・監禁された後、森に生き埋めにされた事件。

犯人は、IQ143のゲーリー・クライストと愛人のルース・シャイアでした。

犯人のゲーリーは、マイアミ大学海洋学研究所の研究者でしたが、ジョージ・ディーコンという偽名を使っていたことが、事件をきっかけに判明しています。

そのゲーリーがバーバラを誘拐した動機は、身代金目的。

それもそのはず、バーバラの実家は、父親のロバート・マックルは不動産会社を経営し、総資産430億円の大富豪だったのです。

そして、この「バーバラ誘拐事件」は、誘拐後、83時間生き埋めになっていたバーバラが、奇跡的に助かるという結末を迎えます。

今回は、そんな「バーバラ誘拐事件」についてまとめてみました。

バーバラ誘拐事件とは

「バーバラ誘拐事件」は、これまで何度かテレビで取り上げられている位、有名な事件で、事件のことを記した著書「83時間の夜―女子大生誘拐事件」も出版されています。

誘拐されたバーバラは1948年生まれで、当時20歳。

エモリー大学に通う女子大生で、実家が大金持ちという恵まれた環境にいました。

ところが、1968年12月17日、犯罪に巻き込まれてしまいます。

前日の16日、バーバラは流行のインフルエンザにかかってしまったため、寝込んでいました。

また、母親のジェーンも看病のために実家・マイアミから来ていたのです。

そして、翌日の17日、療養しているバーバラの元へ警察官と名乗る男が尋ねてきます。

男は、「白いフォードの交通事故について調査をしている」と告げると、母親のジェーンは、娘の婚約者・スチュアートだと思い、ドアを開けてしまったのです。

すると、銃を持った2人組が部屋に侵入。

母親のジェーンを薬品で気絶させ、バーバラを誘拐したのです。

身代金は1億8000万円

犯人たちは、バーバラを車に乗せ、森の奥深くへと進んで行きます。

その道中では、身代金を要求するための写真を撮影。

そして、その写真と共に、身代金50万ドル(当時の日本円でおよそ1億8000万円)を教会の神父を通して、父親・ロバートに要求しました。

一方、バーバラは高さ60cm、縦1.5mの箱に閉じ込められ、生き埋めにされます。

閉じ込められた箱には、水やリンゴなどの食料と、トイレ代わりのバケツ、毛布が一枚。

頭上には、土の上と繋がる換気扇が取り付けられ、空気を吸える仕掛けがありましたが、これは車のバッテリーで動く仕組み。

バッテリーが切れれば、いっかんの終わりで窒息死してしまいます。

生きていられるまでのタイムリミットは7日、犯人たちはそれまでに身代金を手に入れようとしていたのです。

犯人は研究者のゲーリーとルース シャイア

父親のロバートは身代金を用意し、犯人の要求通り金を運びます。

一方、犯人の方は身代金を取りに来た際、巡回中の警察官に見つかり、金を置いて逃走。

同時に、乗ってきた車も置いて逃げたのです。

そして、再び父親のロバートは、犯人から指定された場所へ身代金を運びます。

これを持ち去った犯人でしたが、1度目に車を置いていったことから、身元が判明。

犯人は、マイアミ大学海洋研究所助手で、ジョージ・ディーコンの偽名を使うゲーリー・クライスト。

(ジョージ・ディーコンことゲーリー・クライストの画像)
ゲーリーの画像

警察は検問を敷いて、逮捕しようとしますが、ゲーリーを発見することが出来ませんでした。

その後警察は、海洋学者である事から、ボートか船を使っている可能性があると見て、ヨットハーバーを捜索。

追い込まれたゲーリーは、ボートで国外逃亡をはかるも、逮捕されたのでした。

誘拐から4日目にして、犯人逮捕。

ゲーリーの教え子であり、愛人のルース・シャイアも共犯で逮捕したのです。

バーバラ誘拐事件の判決

警察は、誘拐犯・ゲーリーの供述により、バーバラを監禁している森の場所を捜索。

すると、指定の場所に掘り起こされたような跡が、わずかに残っていました。

また、そこには2本のパイプがあり、警察がパイプに向かって声を掛けると、バーバラはノックで返答。

埋められていることを確信した警察は、バーバラを無事保護したのです。

83時間ぶりに救出されたバーバラは、埋められている間にキャラメル1つとリンゴを一かじりしただけでした。

しかし、特に健康状態に異常はなく、その後、無事家族と再会できたのです。

一方、身代金の行方ですが、逮捕されたゲーリーはボートを買おうとしましたが、「怪しい人物がいる」と通報されたため、手を付けず。

元々ゲーリーの家は貧しく、18歳から資産家の誘拐を計画。

その計画をまんまと実行したわけですが、裁判で終身刑の判決が言い渡されたのでした。

また、この事件で、共犯者の愛人ルースも懲役7年が言い渡されています。